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シャープ、国産初の本格A4カラー複合機を投入－市場シェア50％以上を目指す戦略製品に |
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シャープ株式会社は、A4サイズ対応のデジタルフルカラー複合機の新製品4モデルを、12月24日から順次出荷する。 発売するのは、31枚/分の高速出力出力を可能にした「MX-C310」「MX-310FX」、38枚/分の出力を可能にする「MX-C381」「MX-C381FX」の4モデル。型番の末尾がFXのモデルには、FAX送信機能を標準搭載している。
米国におけるA4複合機の市場は、年間6万台弱の市場規模が見込まれているが、カラー複合機は数千台規模にとどまっている。 「今回の新製品投入によって、カラー複合機の市場を2009年度には3万台規模の市場に拡大する。国産メーカーとして、この分野にいち早く参入したことで、市場を開拓しながら、50％以上のシェア獲得を目指したい」と意欲を見せる。 A4モノクロ機は量販店での販売が中心となっているが、同社では直販およびディーラールートを通じて新製品を販売していく考え。保守体系についても、カウンターによるサービスを導入する予定。 MX-C310の価格は102万9000円、MX-310FXは117万6000円、MX-C381は109万2000円、MX-C381FXは123万9000円。 すでに米国で販売を開始しており、欧州でも来年から発売する計画。全世界では月3000台の販売を最低目標とし、国内では月500台を目指す。 新製品では、いずれも「MycrosトナーHG」の採用により、粒状感の少ない緻密（ちみつ）な高画質印字を実現しているのが特徴。キャリアを小粒径化することで、均一な画像を実現。マジカルビューIIIによって、原稿の種別にあわせた自動下地除去機能による色再現性の向上、1200×1200dpi印刷による高画質モードの設定も用意している。 幅560mm×奥行き438mm（MX-C310）のサイズとしたことで、一般的なファイルキャビネット（奥行き450mm）と同じコンパクトなマシンサイズを実現。奥行きが限られたスペースでも設置することが可能。オプションのステープルフィニッシャーもインナータイプとしていることから張り出し部を少なくすることで省スペース化を実現している。また、風紋調のデザインとすることで、オフィスに溶け込むデザインとしている点も見逃せない。
また、本体前面にUSBポートを配置し、スキャンデータをUSBメモリに直接保存できるようにしているほか、オプションの名刺専用トレイを使用することにより、複数枚の名刺を自動でスキャニング。名刺管理ソフトとの連携により、簡単に顧客管理ワークフローが作成できるという。 MX-C381シリーズには、8.5型のワイドVGAカラー液晶タッチパネルを搭載。サムネイル表示やプレビュー表示といった見やすい操作環境を実現している。そのほか、電子データの暗号化、データの自動消去、ユーザー認証機能、不正コピー防止機能などのセキュリティ機能も強化している。 シャープのSharp OSAによるソリューション対応も可能で、名刺管理ソフトと連携のほか、SharePoint Serverとの連動による文書管理連携なども可能になる。さらに、操作パネルをPC側でリモート操作する機能も搭載しており、利便性、管理性を高めている。
■ ＵＲＬ シャープ株式会社 http://www.sharp.co.jp/ ニュースリリース http://www.sharp.co.jp/corporate/news/081203-a.html
（ 大河原 克行 ）
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