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FC-D21A
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日本電気株式会社(以下、NEC)は12月8日、ファクトリコンピュータ「FC98-NXシリーズ」のラインアップとして、デスクトップ型「FC-D21A」「FC-D18M」の2製品を発表した。同日より販売を開始する。
FC98-NXシリーズは、工場設備の制御など、高い信頼性が求められる分野で用いられるファクトリコンピュータ。供給期間は5年間、保守期間は生産終了後7年間(最長10年までの延長も可能)と長めにとられており、長期にわたって使用できる。
今回の新製品では、FC-D21AがCore 2 Duo T7400(2.16GHz)、FC-D18MがCeleron M 440(1.86GHz)を採用するなど、基本性能を強化しながらも、価格を従来モデルと同等レベルに据え置き、コストパフォーマンスを向上させた点が特徴という。加えて、ソフトウェア障害時の迅速な復旧を支援するバックアップツール、ハードウェアの異常を検出するツールなどを標準搭載。さらに、HDDのホットスワップ機能を備えたミラーリング対応モデルも用意される。
また、本体サイズや拡張スロット数は従来モデルと同等なほか、導入済みの工場設備との互換性を考慮し、ISAスロットやWindows 2000対応といった旧来の機能にも対応する。プリインストールOSとしては、Windows XP Professional SP3/2000 Professional SP4の日本語版と英語版、MIRACLE Linuxから選択可能だ。
価格例は、Windows 2000 Professional SP4、80GB HDD搭載の「FC-D21A/S21Z3Z」で48万8000円(税別)、「FC-D18M/S21Z3Z」で41万8000円(同)。NECではこれらの新製品について、今後1年間に5000台の販売を見込む。
■ URL
日本電気株式会社
http://www.nec.co.jp/
プレスリリース
http://www.nec.co.jp/press/ja/0812/0802.html
( 石井 一志 )
2008/12/08 11:56
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