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PFU、読み取り速度を向上させた新ScanSnap-使い勝手も改善


 株式会社PFUは2月2日、パーソナルドキュメントスキャナ「ScanSnap」の新製品として、「ScanSnap S1500シリーズ」を提供すると発表した。主にWindows向けの「ScanSnap S1500」と、主にMac向けの「ScanSnap S1500M」がラインアップされ、いずれも同日より、直販サイトで受注を開始する。店頭など、一般での販売開始は2月7日の予定。


ScanSnap S1500 ScanSnap S1500M

 ScanSnapは、紙文書の一括スキャンが可能な、USB接続のA4対応ドキュメントスキャナ。両面同時読み取りに対応しており、カラー/モノクロの文書を最大50枚まで一度にスキャンできるほか、A3キャリアシートを利用することで、A3文書のスキャンにも対応している。

 今回の新モデルでは、スーパーファインモード(300dpi)で6枚/分、ノーマルモード(150dpi)で18枚/分だった従来機と比べて読み取り速度を向上しており、スーパーファインモード以下の画質の場合、すべて20枚/分(片面・両面とも)の高速スキャンに対応した。また、業務用製品に搭載されている「超音波方式マルチフィードセンサー」を初めて搭載し、一度に2枚以上の原稿が重なって給紙されることを、より確実に防止できるようになっている。

 また、使い勝手を改善する各種機能も拡充された。Windowsでは、読み取った画像をOCR処理して、PDFのキーワード情報を登録する「インテリジェント・インデックス機能」をはじめ、カラー自動判別機能へのグレースケール判別の追加、登録したキーワードを透かし表示する機能、キーワードを自動仕訳する機能、A3キャリアシートを最大10枚まで一括読み取りでき、他書類との混在も行える「A3キャリアシート混載機能」、マーカーで囲った部分を自動認識してPDFへ切り出す「インテリジェント・クロッピング機能」などを搭載している。なおMacでも、A3キャリアシート混載機能とグレースケール判別機能を利用できるほか、用紙の向きを自動判別する機能が新たに追加された。

 このほか、オフィスでの導入例が増えているSharePoint Serverと連携する機能を搭載し、ドキュメント文書管理システムへの書類登録も簡単に行える。

 添付ソフトとしては、ScanSnap S1500に、これまで同様、「Acrobat 9 Standard」「ScanSnap Organizer」「名刺ファイリングOCR」といったWindows向けソフトをバンドル。ScanSnap S1500Mでは、Mac版の「Acrobat 8 Professional」と、簡易名刺管理ソフト「CardMinder」をバンドルしている。さらにScanSnap S1500/S1500Mとも、Windows/Mac両方のドライバが付属しているため、どちらのパッケージを購入しても、Windows/Mac双方で基本機能を利用できるようになった。

 直販価格は、ScanSnap S1500/S1500Mとも4万9800円。加えて、文書管理ソフト「楽2ライブラリ パーソナル V5.0」とのセットモデルも、5万9800円で提供される。



URL
  株式会社PFU
  http://www.pfu.fujitsu.com/
  プレスリリース
  http://www.pfu.fujitsu.com/news/2009/new090202.html


( 石井 一志 )
2009/02/02 11:18

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