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APCジャパン、室内に水を持ち込まない冷水方式の新冷却システム |
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サーバーなどの発熱に対しては、冷媒（空冷）方式の冷却に比べて、冷水方式の方がより効率的に冷やすことが可能というが、日本のデータセンターでは水漏れの懸念などから冷水方式の利用を断念するケースも少なくない。今回の水冷コンデンサは、この課題を解決するため、“室内に水を持ちこむことなく”冷却水または冷水による冷却を可能にした製品。 冷媒および冷水によるラック列単位の冷却装置「InfraStruXure InRow」シリーズのうち、冷媒方式の「InfraStruXure InRow RP DX（以下、InRow RP DX）」と併用して利用する。具体的にはInRow RP DXが吸い込んだIT機器の発熱を、冷媒管を通じてデータセンター室外に設置した水冷コンデンサまで送り込み、その中に供給された冷水、または冷却水にて冷却を行う。 データセンター内に冷水を持ち込んで冷却する「InfraStruXure InRow RP CW」などと比べると、冷却効率は下がってしまうが、InRow RP DXに室外機を利用する冷媒方式よりも高い効率を実現。電力コストも最大で約40％削減するという。これにより、「水配管をデータセンター室内に持ち込みたくないため、冷水方式の冷却装置を利用できないが、データセンターのグリーン化は推進したい」などのニーズに対応するとしている。 ■ ＵＲＬ 株式会社エーピーシー・ジャパン http://www.apc.com/jp/ ■ 関連記事 ・ APCジャパン、冷却・電源などを可視化する統合管理製品「InfraStruXure Central」（2008/07/10）
（ 川島 弘之 ）
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