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ファルコンストア、バックアップ・リカバリソフトをアプライアンスで提供 |
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中小規模ユーザーの事業継続計画を支援
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新製品の発表にあたり代表取締役社長の山中義晴氏は、「現在、日本の情報システムは、データのパックアップはできているが、リストア設計やテストはほとんどされていないのが実情。これでは、もし障害や災害が発生した場合、迅速なシステム復旧ができず、事業継続計画を実現するのは難しい。当社では、こうした事業継続計画を支援するため、Quick・Quality・Qualifiedのトリプルキューリカバリをコンセプトに、新世代の高速リカバリソフトを提供しており、主に中～大規模ユーザーでの導入が進んでいる。一方で、中小規模ユーザーからは、より低価格で簡単に導入・運用できるリカバリソリューションへのニーズが高まっていた。今回は、このニーズに応えるため、ソフトとハードを一体にしたアプライアンス製品を提供する」と述べた。 FalconStor CDPを搭載したアプライアンスのQuick Recoverioは、周期的またはリアルタイムなデータ同期を行うことで継続的にデータを複製し、保護対象のサーバーやネットワークの負荷を軽減する。独自のスナップショット機能により、どの時点にもデータを復旧することが可能となっている。データの複製は、ブロックレベルの差分を複製するため、狭帯域・大容量環境にも対応。軽微な障害であれば、ストレージの付け替え設定だけで、5分でシステムを復旧できるという。また、オプションの遠隔レプリケーションを活用すれば、安価にディザスタリカバリも実現できる。 FalconStor VTLを搭載したアプライアンスのTanker Deduplioは、テープの管理容易性とディスクの柔軟性・高速性を兼ね備えたバックアップメディア。多様なベンダーのテープライブラリをエミュレートし、既存システムを変更することなく、テープバックアップからD2Dへの移行をスムーズに行うことができる。また、独自の重複除外機能により、データを20分の1に圧縮できるため、必要なデータのみを効率的にバックアップすることが可能となる。
アプライアンス製品の拡販戦略としては、中小規模ユーザーへの販売強化に向けて、新たに代理店を増やし、販売チャネルを拡大していく方針。2009年第1四半期（1～3月）は、既存代理店のうち7社がアプライアンス製品の販売に注力するとともに、新規代理店として2社が参画する予定。第2四半期には、さらに5社の新規代理店が加わる予定だという。これに伴い、新たに販売代理店向けの教育プログラムを立ち上げるほか、エンドユーザー向けには無償の教育セミナーを開催し、バックアップ/リカバリソリューションの市場拡大を図る考え。 価格は、Quick Recoverioの6TBモデルが490万円（税別）、15TBモデルが890万円（同）、30TBモデルが1190万円（同）。「Tanker Deduplio」の6TBモデルが490万円（同）、15TBモデルが1090万円（同）、30TBモデルが1490万円（同）。出荷開始は3月1日を予定している。ファルコンストアでは、Quick RecoverioとTanker Deduplioを合わせて初年度300台、今後3年間で累計2000台、120億円の販売を見込んでいる。 ■ ＵＲＬ ファルコンストア・ジャパン株式会社 http://www.falconstor.co.jp/ プレスリリース http://www.falconstor.co.jp/News/Press_20090205.html
（ 唐沢 正和 ）
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