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日立、エンタープライズサーバー「AP8800」の高信頼機能を強化 |
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AP8800は、メインフレーム開発で培ってきた高度な信頼性と可用性を備えるとともに、オープンシステムとの連携機能や統合運用管理機能を備えたエンタープライズサーバー。統合サービスプラットフォーム「BladeSymphony」などと連携することで、信頼性・可用性・柔軟性・拡張性を併せ持つ統合システム環境を実現できるという。 今回、可用性やセキュリティを高める機能拡充を図り、かつオープン連携機能も強化した。具体的には、トランザクション処理の効率的な運用をサポートする「XDM/DCCM3」において、トランザクションの滞留（処理待ち）件数や一定時間内に処理される件数を監視し、上限値や下限値をはみ出した場合に警告メッセージを出力する機能が搭載されている。これにより、トランザクション処理における異常を早期検出し、迅速な対応が可能になるという。 また、RDB「XDM/RD E2」において、固定長の行データに加え、可変長の行データに対しても、排他制御機能を提供。可変長文字列を含むデータベースなどにおける、単位時間あたりのデータ処理性能を向上した。 セキュリティ面では、端末を特定する機能を搭載することで監査証跡機能を強化。ユーザー・グループに対してデータアクセス権限を設定する「総合利用者管理機能」が出力するアクセス履歴に、メインフレームへアクセスする端末を特定できるIPアドレス情報を出力できるようにした。これによりファイル転送操作などを行った端末をIPアドレスで特定できるとともに、監査証跡としても利用できるという。そのほかオンライン業務での利用者認証の強化なども行われている。 オープン連携機能の強化では、メインフレーム帳票とのオープンな連携性を高めるとともに、JIS2004対応データへ利用範囲を拡大した。 価格は、VOS3/US標準パッケージが300万9300円/月、XDM/DCCM3が27万7200円/月、XDM/RD E2が37万8000円/月。いずれもAP8800/100プロセッサ、VOS3/US-JSS3使用時の月額料金。 ■ ＵＲＬ 株式会社日立製作所 http://www.hitachi.co.jp/ ニュースリリース http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2009/02/0205a.html
（ 川島 弘之 ）
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