Enterprise Watch
最新ニュース

日本IBM、最新Opteron搭載のハイエンドラック型サーバー-価格性能比を向上


IBM System x 3755
 日本アイ・ビー・エム株式会社(以下、日本IBM)は2月18日、ハイエンドラック型x86サーバー「IBM System x 3755」の新モデルを発表した。従来製品と比べ、約2倍の価格性能比を実現したという。同日より販売を開始する。

 IBM System x3755の新モデルでは、日本IBMが汎用機の開発で培ったメモリ設計技術「Xcelerated Memory Technology」を採用。メモリが増設されても、メモリとCPUの間の転送スピードが下がらない点が特徴になっている。またCPUは、45nmプロセスで設計された最新のOpteronを搭載するほか、3つのCPUを搭載する場合は日本IBMが独自開発した拡張カード「CPUパススルー・カード」によって、3つのCPUすべてを互いにハイパートランスポートで接続でき、さらなる性能向上を実現するとのこと。

 同社では、Opteronが得意とする科学技術分野の計算用途のみならず、大規模データベースやERPパッケージ、仮想化統合にも適応可能としており、一般ビジネス用途でも最適なサーバーとして新モデルを位置付け、販売したい考え。価格は、2.4GHzのOpteron搭載モデルが82万1100円から、2.7GHzのOpteron搭載モデルが85万500円からとなっている。



URL
  日本アイ・ビー・エム株式会社
  http://www.ibm.com/jp/
  プレスリリース
  http://www-06.ibm.com/jp/press/2009/02/1801.html


( 石井 一志 )
2009/02/18 13:39

Enterprise Watch ホームページ
Copyright (c) 2009 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.