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OKI、高信頼のItanium搭載ブレードサーバー2機種


 沖電気工業株式会社(OKI)は3月12日、基幹IA64サーバー「OKITAC9000シリーズ」に、最新のItaniumを搭載したブレードサーバー「OKITAC9000 BL860c」および「OKITAC9000 BL870c」の2機種を追加すると発表した。4月15日から出荷開始する。

 OKITAC9000 BL860c/BL870cは、OKITAC9000シリーズ・ラックマウントサーバーのフル機能を凝縮したブレードサーバー。日本HPのOEM供給により製品化した。ブレード化することで省電力・省スペース化を実現し、運用管理の最適化やランニングコストの削減も図ったとしている。

 2機種ともメモリ保護機能「ダブルシップスペアリング」により、システム停止の確率を減少。OSにHP-UXを採用したほか、サーバー仮想化を実現するため、マルチOS対応のパーティショニング技術「Integrity VM」も採用し、高可用性とシステムリソースの動的配分を可能にした。運用管理面では、統合管理ツール「System Insight Manager」を搭載し、管理の簡素化を実現している。仮想OSの稼働状況を視覚的に表示する仮想化ソリューションフレームワークも採用する。

 OKITAC9000 BL860cでは、Itaniumを2基まで搭載可能。メモリ保護機能や主要コンポーネントの冗長化したほか、自己監視・診断・修復機能も搭載した。OKITAC9000 BL870cでは、Itaniumを4基・8コアまで搭載可能。基幹サーバー向けのチップセット「HP zx2」を搭載し、最大96GBのメモリを実装できる。また、インテルCPUの高可用性技術「インテルキャッシュセーフテクノロジー」との相乗効果で、メインフレームクラスの高信頼性を実現。サーバー集約はもちろん、スケールアップ能力が要求されるデータベースサーバー用途にも対応するパフォーマンスと高可用性を備えたとしている。



URL
  沖電気工業株式会社
  http://www.oki.com/jp/
  プレスリリース
  http://www.oki.com/jp/press/2009/03/z08140.html

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( 川島 弘之 )
2009/03/12 15:13

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