日本ヒューレット・パッカード株式会社(以下、日本HP)は3月16日、ブレードサーバー「HP BladeSystem c-Class」用のSSD「HP StorageWorks IOアクセラレータ 高速半導体ストレージ」を発表した。価格は63万円からで、3月下旬の発売を予定する。
新製品は、ブレードサーバー向けのSSDで、PCI Expressインターフェイスに直接接続するため、既存のSSDと比べて高いスループット(700MB/秒)とI/Oパフォーマンス(最大10万IOPS)を実現する。特に、ランダムアクセス性能が大幅に向上することから、Webサービスのデータベースキャッシュ用ストレージとしても、優れた能力を発揮できるという。
さらに、1日あたり5TBの書き換えをしても15年という長寿命での運用に対応。加えて、消費電力も7.5Wと低くなっているほか、ラックマウント型システムと比べて省スペース化も図れるとしている。
ラインアップには、80/160/320GBモデルの3種類を用意した。価格はそれぞれ、63万円、107万1000円、161万7000円。
日本HPでは今回の新製品を、HP BladeSystem c-Classの市場拡大を促進する製品に位置付け、高速なIOパフォーマンスが必要なHPCや画像処理、またリアルタイムで高頻度のデータアクセス性能が求められるWebサービスといった用途に対して、積極的に展開する考えである。
■ URL
日本ヒューレット・パッカード株式会社
http://www.hp.com/jp/
ニュースリリース
http://h50146.www5.hp.com/info/newsroom/pr/fy2009/fy09-070.html
( 石井 一志 )
2009/03/16 12:46
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