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日立コミュニケーションテクノロジー、SIP対応のIP-PBXシステムを発表


テレフォニーマネージャ TM2000

SIP電話機 IP-12C-S
 株式会社日立コミュニケーションテクノロジーは、IP-PBXシステム「IPTOWER-SPシリーズ」に「SIPサーバ機能」を追加し、12月26日より出荷開始すると発表した。また、併せてPoE給電に対応したSIP電話機「IP-12C-S」も発表され、ソフトフォン「PC-IPフォン」も機能を拡張して提供するとのこと。

 IPTOWER-SPシリーズは、従来のPBの優れた機能・性能を生かしつつ、オフィスや企業ネットワーク全体のIP化を行うソリューション。呼制御を担当する「テレフォニーマネージャ」と、従来回線を収容する「テレフォニーユニット」などから構成される。新たにSIPサーバ機能を追加することによって、従来より提供されていたIP電話機だけでなく、無線LANを利用した携帯端末やPDAなど、SIPに対応した端末が使用できるようになった。

 今回ラインアップに追加されたIP-12C-Sは、相手番号や発着信履歴(各30件)の表示が可能で、12個の短縮ボタンを持つSIP電話機。IEEE 802.3afに対応しているため、給電機能を搭載したHUBとの併用により、Ethernet経由で給電を受けることができる。

 また、従来は単純な発信、受信のみの対応であったPC-IPフォンに、グループ着信や共通保留などの機能を追加して提供を行う。

 同社では、年間1,000セットの販売を見込んでいる。



URL
  株式会社日立コミュニケーションテクノロジー
  http://www.hitachi-com.com/


( 石井 一志 )
2003/10/31 11:47

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