株式会社ネットワールドは11月5日、米Coyote Point Systemsのロードバランサー「Equalizer」のモデルE350とE450に、レイヤー7コンテンツスイッチング機能などを追加して販売を開始すると発表した。価格はそれぞれ1,090,000円、1,636,000円。同モデルの既存のユーザーは「Support Pack」の購入により、アップグレードが可能。
EqualizerはWebサーバー用のロードバランシング製品で、大規模サーバーの負荷分散という目的だけでなく、中小企業のWebサーバーを2重化し、安定稼動とメンテナンス性向上という用途にも利用できる。従来、同製品ではクライアントのソースIPアドレスを元にセッションを維持するスティッキーコネクション機能を持っていたが、新たにクッキー情報を元に接続を維持するクッキーパーシステンス機能を追加。Proxyサーバー経由のクライアントに対してもセッション維持が可能になった。
また、ルール機能によるURI、HTTPヘッダーでのロードバランシングや、クラスタベースのクライアントSpoofing(SNAT)などの機能も追加されている。これらの機能により、処理期間中のクライアントPCとアプリケーションサーバー間の接続維持性能を向上させ、企業における小・中規模サイトに限らず、ISPやデータセンターなどの大規模サイトや、モバイルコンテンツ提供サービスにも利用できるようになった、とのこと。
■ URL
株式会社ネットワールド
http://www.networld.co.jp/
製品情報
http://www.networld.co.jp/products/coyote/product/
( 石井 一志 )
2003/11/05 17:56
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