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ジュニパーネットワークス、プロバイダ向けのエッジルータを発表
ジュニパーネットワークス 代表取締役 大須賀雅憲氏
M7i(左)とM10I(右)
ジュニパーネットワークス株式会社は11月10日、通信事業者向けルータの「Mシリーズ」に、エッジ向けルータ「M7i」と「M10i」を追加すると発表した。
同シリーズは通信事業者向けルータで、今回ラインアップに追加されたM7iとM10iは、中小規模のアクセスポイントや、大学などのキャンパスネットワーク、企業ネットワークなどに向けた商品。M7iはCisco 7200や7304、M10iはCisco 7500や7600の市場を狙って投入された。同社の代表取締役、大須賀雅憲氏によれば「今回当社が投入する商品は、従来の他社製品のように、パケット処理能力と、搭載している機能のどちらかをあきらめなければいけないということはない。高速で、フル機能の製品を提供する」とのこと。また、両機種ともにASICベースの設計で、同社の上位機と同じJUNOSソフトウェアを採用しており、「JUNOSはIOSと異なりモジュール構造になっているため、問題が見つかった場合に、その部分だけを修正することも可能だ」という。
M7iは、2Uサイズの筐体に4つのPICスロットを装備し、半二重スループットは8.4Gbps。PICスロットには100Base、Gigabit Ethernetなどのインターフェイスを増設ができる。また、従来の同社製ルータではモジュールによる後付けが必要であったNAT、ステートフルファイアウォール、IPSec、トラフィックのアカウンティング情報をリアルタイムで監視するJ-flowアカウンティングなどの各機能をASICで内蔵しているのが特徴。
M10iは、5Uサイズの筐体に8つのPICスロットを装備し、半二重スループットは12.8Gbps。M7iと異なり、NATなどの各機能は標準装備はされていないが、PICスロットにモジュールを増設することで対応する。またM10iでは、従来1ランク上のクラスでしか実現できていなかった、ルーティングエンジン、ネットワークインターフェース、電源などの完全冗長構成がとられており、耐障害性が向上している。
両機種ともにレイヤ2、L3、VPLS、IPSec over MPLSなどの各VPN機能に対応、単なるIPルータのカテゴリを超え、ATMの担ってきたところを置き換えることが可能だ、とのこと。
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URL
ジュニパーネットワークス株式会社
http://www.juniper.co.jp/
プレスリリース
http://www.juniper.co.jp/company/presscenter/pr/2003/pr-031103.html
製品情報
http://www.juniper.co.jp/products/ip_infrastructure/m_series/index.html
( 石井 一志 )
2003/11/10 14:34
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