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シスコ、マルチプロトコル対応のソフトスイッチ製品を発表


 シスコシステムズ株式会社(以下、シスコ)は、サービスプロバイダー向けボイスソフトウェアの新バージョン「Cisco BTS 10200 Softswitch R 4.1」を、1月9日より販売すると発表した。プラットフォームは、Sun Fire V120やNetra 20などの汎用UNIXサーバーに対応する。

 Cisco BTS 10200 Softswitch R 4.1は、通信事業者、CATV事業者、ISPなど、サービスプロバイダー向けのIP電話サービスを提供するソフトスイッチ。SIP、MGCP、H.323の呼制御プロトコルを一つのシステムで同時に取り扱うことができる。このため同製品では、SIPを利用したIP電話機などの端末以外にも、シスコのエンタープライズ向けIPテレフォニーシステム「Cisco CallManager」や「Cisco CallManager Express」を収容し、相互の電話接続を行うことが可能。加えて、他社のソフトスイッチとも、SIPで接続が行えるという。

 機能としては2者間の基本通話のほか、3者通話、各種転送サービス(無条件、話中時、無応答時)やセントレックスサービス(内線通話、コールパークなど)などを持つ。また、冗長構成を取って信頼性を高めることもできる。

 日本での提供形態はソフトウェアライセンスのみ。ライセンスは必要とする機能を購入する機能部分のライセンスと、加入者数やトラフィック量に応じた従量部分のライセンスから構成されているため、サービスプロバイダーは導入時のコストを抑えることができるという。参考価格は、基本となる「BTS 10200 R4.1 Base Software」が10,561,000円から。



URL
  シスコシステムズ株式会社
  http://www.cisco.com/jp/


( 石井 一志 )
2004/01/08 13:02

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