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CTC、Sun Cobaltの管理ツールを継承したインターネットアプライアンスを発表
アドバンスドモデルで使用されるIAサーバー
伊藤忠テクノサイエンス株式会社(以下、CTC)は2月3日、Linuxベースのアプライアンスサーバー2製品を発表した。今回発表されたのは、ホスティング事業者やISP向けの「CTC Hosting Appliance Server」、中小規模ユーザーや部門レベルでの利用に適した「CTC Workgroup Appliance Server」で、それぞれの製品にエントリーモデルと、CPUやメモリを拡張可能なアドバンスドモデルを用意しており、価格は30万円から。販売開始はともに3月を予定している。
これらの新製品は、Linuxをベースに開発されたターボリナックスのアプライアンスサーバー構築ソフトウェア「Turbolinux Appliance Server 1.0(TLAS 1.0)」と、IAサーバーによって構成されている。TLASには、Sun Cobaltアプライアンスで利用されていた管理ツールと互換性のある「Blue Quartz」が搭載されているため、Sun Cobaltの後継ソリューションとしても活用できるという。
製品の機能としては、Web、メール、DNSなどインターネットで利用する各サーバー機能を標準で装備。CTC Workgroup Appliance ServerにはDHCPサーバー、ファイルサーバーといったローカルネットワーク向け機能を備えるほか、上位版のCTC Hosting Appliance Serverでは、ホスティングで必須とされる、1台のサーバーで複数のWebサーバーを構築可能なバーチャルドメイン機能を持つ。
CTCでは、2004年度に10億円の販売を目標としている。
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URL
伊藤忠テクノサイエンス株式会社
http://www.ctc-g.co.jp/
プレスリリース
http://www.ctc-g.co.jp/new_htm/out_n2004_02/20040203_oy3.html
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