Enterprise Watch
最新ニュース

日立IT、通話の録音が可能なVoIPソリューションを発売


 株式会社日立インフォメーションテクノロジーは、SIPとソフトフォンなど利用したVoIPソリューションの機能拡張版「SIP:OFFICE」Ver1.1を2月3日に発売した。

 前バージョン(Ver1.0)からの変更点として、ソフトフォンを使っての通話の録音が可能となった。通話中の相手と自分の声をミキシングしてサーバーに保存し、Web上から再生することができる。また、企業内で発生した通話を管理者側ですべて保存することもでき、同社によると「200人規模の企業の場合、DVD1枚に約2カ月分の通話を保存することが可能。万が一機密情報漏えいが発生した場合の追跡にも役立つ」という。

 このほか、Webページに掲載されている電話番号から直接通話ができる機能や、ソフトフォン利用時のネットワーク帯域使用率や通過しているネットワーク機器のモニタリング機能などが追加された。また、使用するUSBフォンに音量自動調整機能が搭載されるなどの機能強化も行われた。


通話録音機能 ネットワーク品質のモニタリング機能

 同社によると、2003年10月のVer1.0の発表以来いくつかのシステムの導入を行ったところ、全社一斉に変更するのではなく、部門単位で少しずつ導入されていくケースが多いという。価格はシステム構成により異なるが、200人規模での導入の場合で1,000万円から1,500万円。



URL
  株式会社日立インフォメーションテクノロジー
  http://www.hitachi-it.co.jp/
  ニュースリリース
  http://www.hitachi-it.co.jp/news/040202.htm


( 朝夷 剛士 )
2004/02/05 17:03

Enterprise Watch ホームページ
Copyright (c) 2004 Impress Corporation All rights reserved.