株式会社マクニカは米NetMotion Wireless, Inc.と販売代理店契約を締結し、無線LAN管理ソフトウェア「NetMotion Mobility 5.0」を3月中旬より国内販売する。価格は25クライアントで900,000円から。同社では、ノートPCやPDA、ハンディターミナルといったモバイル端末が業務内で利用される流通市場、医療市場などに向け販売を行っていく。
NetMotion Mobility 5.0は、無線LAN環境のネットワーク運用ルールを強制適用してクライアントを集中管理するとともに、プロキシにMobilityサーバーを用い、クライアントとサーバーのモジュール間で独自プロトコルを使用して、通信のパフォーマンス向上や安定性、セキュリティを実現する中堅・大企業向けのソフトウェア。
通信エリア外に出たクライアントとアプリケーションサーバー間で擬似セッションを維持することで、セッション終了を回避し、再ログインやアプリケーションのハングアップを防止する。またセグメントを超えたローミングを行う際にも、ネットワークの再設定やPCのシャットダウン、再起動を必要としない。
このほか128ビットAES、56ビットDES、112ビットDES(3DES)、128ビットTwofishといった暗号化をサポートしており、ワイヤレス環境でのセキュリティを向上する。また接続ユーザーや所属するワークグループ、インターフェイスタイプ、デバイススピードに応じた使用アプリケーション設定を行える「Policy Management module」により、ユーザー環境の一元管理も可能だ。
さらにTCPではなくIP UDPを使用したデータ圧縮や、パケットのフレームサイズやプロトコルタイミングの最適化によるネットワークノイズの縮小により、パフォーマンスの向上もなされている。
■ URL
株式会社マクニカ
http://www.macnica.co.jp/
マクニカ ネットワークス カンパニー
http://www.networks.macnica.co.jp/
プレスリリース
http://www.macnica.co.jp/press/2004/0301.html
( 岩崎 宰守 )
2004/03/01 12:05
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