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アライドテレシス、事業者向け新ブランドでDSLAMを提供


 アライドテレシス株式会社は3月16日、通信事業者を主要ターゲットとした新製品群「TELESYN」ブランドを発表した。同社ではその第1弾として、DSLAM(Digital Subscriber Line Access Multiplexer、集合型モデム)「TELESYN 7000シリーズ」の受注を同日より開始する。ラインアップとしては、最大256ユーザーまで収容できる上位モデル「TELESYN 7700」と、同112ユーザーまでの対応となる下位モデル「TELESYN 7400」が用意されており、ともに受発注生産で提供される。

 DSLAMとは、xDSL回線の局側における集線装置にあたるもの。TELESYN 7000シリーズはEthernetをベースに開発されており、ATMベースの製品と比較すると安価な機器でネットワークを構築でき、保守運用面でも高度なATMの知識を必要としないため、コストを抑えることができるという。さらに同シリーズはデータ、ビデオ、音声サービスのいわゆるTriplePlayサービスの提供を想定して設計されているため、IPマルチキャスト系の機能の装備や、動画配信・VoIPなどのアプリケーションレベルでのQoSを実現できたとのこと。

 対応規格は「G.992.1 Annex A」「G.992.2 Annex A」「G.992.5 Annex A」で、下り最大24Mbps、上り同1Mbpsまでのサービス提供を行え、今後は日本向けのAnnex C/Iにも対応させる予定。また信頼性の面では、TLESYN 7700で理論値99.999%の可用性を実現したとしている。



URL
  アライドテレシス株式会社
  http://www.allied-telesis.co.jp/
  ニュースリリース
  http://www.allied-telesis.co.jp/info/news/2004/nr040316_1.html


( 石井 一志 )
2004/03/16 16:00

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