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NEC、屋内照明を位置情報発信機に利用する位置情報システムを開発 |
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日本電気株式会社は3月22日、照明設備に発信機を搭載した「照明タグ」と、既存の無線LANシステムを連動させた、屋内施設における高精度な位置情報システム「SmartLocator」を開発したと発表した。 SmartLocatorでは、オフィス内に遍在する既存の照明設備に、赤外線によりID情報を発信する位置タグを埋め込むため、電源などの配線工事が不要となる。また測位エリアを自由に設置でき、その視認性も確保できる利点がある。また照明タグからのID情報を受信できないエリアでは、無線LANの基地局情報を用いて端末の位置を特定する。この両者を組み合わせることで、比較的安価に広域性と高精度性を実現できるという。 管理対象となるノートPCなどの無線LAN端末には、ID情報の受信機もあわせて搭載する必要がある。 今後同社では、フリーデスク制のオフィス向け座席管理システムなど、オフィス内などでの位置情報管理機能の導入が進むと見ている。また美術館などでの展示案内、企業向けセキュリティシステムへの応用などの用途も見込んでおり、製品化に向け研究開発を行っていくとのこと。 また今回の技術は、3月22～25日に東京工業大学で開催される「電子情報通信学会総合大会」でも技術発表される予定。 ■ ＵＲＬ 日本電気株式会社 http://www.nec.co.jp/ プレスリリース http://www.nec.co.jp/press/ja/0403/2204.html
（ 岩崎 宰守 ）
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