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シスコ、IEEE 802.3af対応のスイッチ製品を発表


 シスコシステムズ株式会社(以下、シスコ)は3月23日、同社のスイッチ「Catalyst Intelligent スイッチング」シリーズに、業界標準のPoE方式であるIEEE 802.3afに対応した製品を追加すると発表した。今回同社が発表したものは、100Base-TX対応スイッチの「Catalyst 3560」、同スタッカブルスイッチ「Catalyst 3750」のPoE対応モデル、ハイエンドスイッチ「Catalyst 6500」「Catalyst 4500」の拡張モジュールなど。これらの製品は、4月より順次販売となる予定。


Catalyst 3560 Catalyst 3750 Catalyst 6500用拡張モジュール

 シスコは、IEEE 802.3afの規格が2003年に制定される以前からPoEに対応した製品をリリースしてきたが、今回発売される製品群は、同社独自の「シスコインラインパワー」方式に加えて、業界標準の規格に対応させたもの。ユーザーが導入済みのIEEE 802.3af準拠製品とあわせて利用できるようになったことで、顧客の投資の保護を実現するという。

 Catalyst 3650/3750は、24/48ポートの100Base-TX/10Base-Tインターフェイスを持つレイヤ2/3スイッチ。Catalyst 3560は今回新たに発売されるPoE(インラインパワー、IEEE 802.3af)対応の新製品で、Catalyst 3750と異なりスタックに対応していないが、その分価格を抑えた製品となった。Catalyst 3750では、従来販売されていた製品に加えPoE対応の製品を新たに販売する。ともに従来製品同様、フルレイヤ3機能を備えたEMI版と、機能を限定した廉価版のSMI版の製品が提供される。参考価格は、24ポート、SMI版のCatalyst 3560で694,000円から。

 Catalyst 4500/6500は、ワイヤリングクローゼットタイプのハイエンドスイッチ。今回は、Catalyst 4500ではPoE対応の1000Base-T×48ポート、100Base-TX×48ポートの両モジュールが、Catalyst 6500ではPoE対応の1000Base-T×48ポート、100Base-TX×48/98ポートの各モジュールがラインアップされた。また、Catalyst 6500用の場合は、既存モジュールに拡張ドーターカードを装着することでも、PoEに対応することが可能となっている。参考価格は、Catalyst 4500用の1000Base-T対応48ポートが1,370,000円。



URL
  シスコシステムズ株式会社
  http://www.cisco.com/jp/


( 石井 一志 )
2004/03/23 14:52

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