日本ルーセント・テクノロジー株式会社は4月1日、同社のルータ製品群「Access Pointファミリ」の新モデル「Access Point 50」を追加し、販売を開始したと発表した。
Access Point 50は、帯域制御、VPN、ファイアウォールなどの機能を統合した小規模拠点向けIPルータで、ブロードバンド回線向けの「AP50-LAN」と、T1/E1向けの「AP50-T1E1」の2製品が用意されている。インターフェイスは、両製品ともに100Base-TX/10Bast-Tポート×2を持ち、AP50-T1E1ではそれに加えてT1/E1ポートを1基備える。
ソフトウェアの機能としては、RIP、RIP2、OSPF、BGP-4、IGMP v2などの各ダイナミックルーティングプロトコルに対応するほか、IPsec VPN(DES/3DES)、CBQ(Class-Based Queuing)方式のQoS/帯域制御に対応する。スループットは通常時最大20Mbps、IPsec VPN通信時最大3Mbps。
同社によれば、全拠点を安価な広域イーサネット網で接続し、データ、音声を統合して通信費のコストダウンを図るユーザーが増えてきているが、既存の帯域制御装置は効果であったため、小規模拠点での導入は難しかったという。しかしAccess Point 50を用いることで、音声に関して一定の帯域を保証したい、特定の業務アプリケーションの帯域制御を行いたいという、こうしたユーザーからの要望に応えることが可能とのことだ。
またAccess Point 50の管理には、Access Pointファミリ用の管理ツールとして従来より提供されているアプリケーション「QVPN Builder」が利用でき、遠隔地よりVPN、帯域制御などの機能を一元管理することが可能となっている。
■ URL
日本ルーセント・テクノロジー株式会社
http://www.lucent.com/jp/
プレスリリース
http://www.lucent.com/jp/press/2004/04_04_01.html
( 石井 一志 )
2004/04/01 16:28
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