株式会社日立国際電気サービスは、障害の発生したサーバーやネットワーク機器をリモート操作する米MRV Communications, Inc.開発のコンソールサーバー「In-Reachシリーズ」を4月1日より国内販売する。同社ではIT通信分野をはじめ一般企業などに向け、年間3,000台の販売を見込んでいる。
In-Reachシリーズは、サーバーや各種ネットワーク機器に対し、JavaベースのGUIによりWebブラウザからTelnet/SSHv2/HTTPでのアクセスを行い、リモートでコントロールできるコンソールサーバー。小型の「LX-1000」と1Uラックマウントタイプの「LX-4000」がラインアップされ、最大48ポートを搭載する。またRISCアーキテクチャとLinuxベースのOSを採用している。
ネットワーク内にあるSolaris、BSD、Linuxの各サーバーのほか、Emergency Management Serviceを介してWindows Server 2003へのリモートコントロールも可能だ。またCisco Systems、Foundry Networks、Juniper Networks、Nortel Networksなどのネットワーク機器のほか、UPS、バーコードリーダーなどについても、リモート操作に加え、診断やモニタリングによるデータ収集、電源のON/OFF、温度などの監視が可能となっている。
またSecurID、PAP/CHAP、RADIUS/TACACS+などによる認証、ユーザーごとに操作範囲を管理するACL、シリアルポートごとのパスワード設定、IPフィルタリングなどのセキュリティ機能を備える。
なお米国では大手ISPやSun Microsystemsでの採用例がある。
■ URL
株式会社日立国際電気サービス
http://www.hs-web.jp/
ニュースリリース
http://www.hs-web.jp/news/040331.html
米MRV Communications, Inc.
http://www.mrv.com/
In-Reachシリーズ
http://www.hs-web.jp/service/info/mrv/product_2.html
( 岩崎 宰守 )
2004/04/01 17:22
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