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アライドテレシス、“トリプルプレイ”サービス提供をにらんだキャリアグレードスイッチを発表
アライドテレシス株式会社は、通信事業者などを主な対象とする「TELESYN」ブランドの第2弾として、マルチアクセススイッチ「TELESYN9000シリーズ」の受注を5月18日より開始すると発表した。同シリーズは受注生産のみで提供される。価格はすべてオープン。
TELESYN9000シリーズは、24Gbpsのスイッチング容量を持つコントロールモジュール、各種ラインカードなどから構成されるシャーシ型のレイヤ2スイッチ。サービスモジュール用スロット×7とコントロールモジュール用スロット×1を装備する「TELESYN 9400」と、サービスモジュール用スロット×16とコントロールモジュール用スロット×2を持つ「TELESYN 9700」がラインアップされている。ラインカードは、100Base-TXや100Base-FXのモジュールのほか、1000Base-T対応製品も提供される予定。なお、両製品ともアップリンク用スロット×2も備えており、1000BASE-SX/LXのネットワークモジュールが用意されている。
また同シリーズでは、映像・音声・データを一括して提供する、いわゆる「トリプルプレイ」サービスにシームレスに対応するため、IPマルチキャスト系機能の装備や、アプリケーションレベルでのQoSを実現するなど、基本設計から通信事業者のサービスネットワークを意識して開発されているという。
耐障害性に関しても、TELESYN 9700ではコントロールモジュールを2枚使用した冗長運用が可能となっており、ビデオ配信時に切り替えが行われた場合でも、50ms以内に切り替えが行われるので映像の乱れは起きないという。また、2004年の第3四半期に対応が予定されているイーサネットリングプロテクション機能を利用すれば、冗長化されたリングネットワークの構築が可能になる。
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URL
アライドテレシス株式会社
http://www.allied-telesis.co.jp/
プレスリリース
http://www.allied-telesis.co.jp/info/news/2004/nr040517_1.html
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