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ノーテル、プロバイダエッジを集約する次世代ルータを発表 |
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大規模向けのMPE 9500では、14Uの筐体にインターフェイスカードを最大24枚（ハーフハイト）搭載でき、スループットは40～80Gbps。中・小規模向けのMPE 9200は5Uの筐体にインターフェイスカードを最大8枚（ハーフハイト）搭載可能で、スループットは2.5～20Gbps。インターフェイスカードはGigabit Ethernet、10Gigabit EthernetなどのEthernetカードのほか、OC3/12/48/192などのATM、DS1/DS3などのデジタル専用線に対応するカードも用意される予定。 ■ トリプルプレイに対応し、高い信頼性を持ち、柔軟なQoSを行えるルータが必要
この新たな形態のネットワークでは、事業者のコアネットワークをIP/MPLSベースで統一し、さまざまな形態の通信がアクセスしてくるエッジ部分には、マルチ対応の機器を置いて受けることになる。この、事業者のエッジ部分に位置するルータは、音声・映像・データなどを単一のプラットフォームで扱え、ソフト・ハード・サービスに対する高い信頼性を持ち、レイヤ2/3双方に対応した柔軟なQoSに対応するなど、さまざまな機能・性能が要求されるというが、チャンガロス氏はMPE 9000はこれらの条件を満たしているとする。 このうち信頼性に関しては特にフォーカスされており、チャンガロス氏が「競合と考えられる製品の中にはもともと企業ネットワーク向けに提供されているものもあるが、キャリア向け製品には“岩のように硬い”製品が求められるため、企業向け製品とは比較にならない信頼性がある」と語るほどの力の入れようだ。MPE 9000では、CPUやメモリのあるコントロールプレーン、フォワーディング処理を行うデータプレーン、インターフェイスの各ハードを完全に独立させたほか、ソフト自体も完全にモジュール化。1つのモジュールがダウンしてもほかに影響を及ぼさないことはもちろん、モジュールのバックアップ運用も行えるようになっている。また、ハードウェアモジュールの拡張、ソフトウェアのバージョンアップ、パッチ適用などの際も無停止運用が可能とのことで、これらの仕組みによって、既存の音声ネットワークと同じ「1年に5分未満の停止ですむ」可用性を実現したという。
■ ＵＲＬ ノーテルネットワークス株式会社 http://www.nortelnetworks.com/corporate/global/asia/japan/ ■ 関連記事 ・ ノーテル清水氏、「NGNで通信事業者のビジネスモデルを変革する」（2004/04/09）
（ 石井 一志 ）
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