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テラビットクラスのルータがIPv6対応に、ファウンドリーが新モジュールを発売


 ファウンドリーネットワークス株式会社は6月28日、テラビットクラスのルーティング容量を持つ2製品、サービスプロバイダ向けのメトロルータ「NetIron 40G」と、企業バックボーン向けレイヤ3スイッチ「BigIron MG8」に、IPv6ルーティング機能を追加すると発表した。これに伴い、IPv6に対応したGigabit Ethernet、10Gigabit Ethernet(以下、10GbE)の各モジュールが提供される。なお、NetIron 40G用のモジュールはすでに発売されており、BigIron MG8用のモジュールも8月より出荷される予定。

 今回発表されたのは、NetIron 40G、BigIron MG8の各製品に対応した、4ポート10GbE(XENPAK)、2ポート10GbE(XENPAK)、40ポートGigabit Ethernet(SFP)、40ポートGigabit Ethernet(カッパー)の各モジュールと、BigIron MG8用の60ポートGigabit Ethernet(カッパー)モジュール。すべてIPv4/v6のデュアルスタックに対応しており、IPv4のネットワークを介してIPv6のパケットを中継する6to4トンネリングも可能なため、既存のネットワーク資産を活用しつつ、IPv6への移行を行えるという。

 また両製品ともハードウェアによるルーティングを行っており、ワイヤスピードの性能と非常に低いレイテンシを実現しているほか、IPv6で設定できるルート数を最大64,000(BigIron MG8の場合)までサポートするなど、大規模ルーティング環境に対応している。さらにIPv4/v6のデータ転送に関しては、ユニキャストだけでなくマルチキャストもサポートしているとのこと。



URL
  ファウンドリーネットワークス株式会社
  http://www.foundrynetworks.co.jp/

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( 石井 一志 )
2004/06/28 18:22

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