株式会社テンアートニは、米 SteelEye Technology製HA(High Availability)クラスタソフトウェア「SteelEye LifeKeeper」の最新版、「SteelEye LifeKeeper for Linux v4.5」(以下、for Linux v4.5)、「SteelEye LifeKeeper for Windows v4.2」(以下、for Windows v4.2)、「SteelEye LifeKeeper Data Replication for Windows v3.9」(以下、Data Replication for Windows v3.9)の3製品を、7月1日より販売開始する。
for Linux v4.5では、新たにLinuxの64ビット環境に対応した。Itanium 2/Opteronの両CPUが利用可能なことに加え、1バージョンで32/64ビットの両環境に対応するため、将来的に64ビット環境へ移行する場合でも、まったく同じクラスタソフトウェアを利用することが可能。使い慣れたインターフェイスで構築や運用管理を行え、TCO削減に貢献できるという。対応する64ビットディストリビューションは、Red Hat Enterprise Linux AS 3 for Itanium(Update 2)、同 AMD64(Update 2)、SUSE SLES8 for Itanium(SP3)、同 for AMD64(SP3)など。価格は1ノードあたり504,000円から。
for Windows v4.2では、従来Linux版のみ提供されていたLifeKeeperを、新たにWindowsに対応させたもの。DB2、SQL Server、Oracle、Exchange Server、IISなどに対応したアプリケーションリカバリーキット(ARK)が用意されており、すでに稼働しているWindowsサーバーを活用しながら、最小限の追加投資でHAクラスタ環境へアップグレードできるとのこと。対応OSはWindows Server 2003/2000 Serverの両ファミリで、価格は1ノードあたり630,000円から。
Data Replication for Windows v3.9は、Windows環境でデータレプリケーション環境を構築するためのソフトウェア。共有ストレージを使用せずにHAクラスタの構築が可能なほか、LAN環境だけでなくWAN環境でもレプリケーションが行える。対応OSは、Windows Server 2003/2000 Serverの両ファミリ。同社では「ディザスタリカバリを導入するには多大な初期投資が必要で、また技術的にも難しいと考えられていたが、同製品ではWindowsとIAサーバーの組み合わせで、導入しやすく耐障害性が高いソリューションを構築できる」としている。価格は1ノードあたり357,000円から。
■ URL
株式会社テンアートニ
http://www.10art-ni.co.jp/
プレスリリース
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( 石井 一志 )
2004/06/29 17:12
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