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ServerIron GT EGx2(中)と同 GT E10Gx2(下)
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ファウンドリーネットワークスジャパン株式会社(以下、ファウンドリー)は、レイヤ4-7スイッチ「ServerIron」の新製品、「ServerIron GT Eシリーズ」を7月から販売開始する。同製品には、Gigabit Ethernetに対応した「ServerIron GT EGx2」「同 EGx4」と、10Gigabit Ethernet(以下、10GbE)に対応した「ServerIron GT E10Gx2」の3モデルが用意されており、最小構成時の参考価格はそれぞれ3,519,000円、5,499,000円、9,899,000円。
ServerIron GT Eシリーズは、「業界ではじめて」(同社)10GbEに対応した、シャーシ型のレイヤ4-7スイッチ。同社ではレイヤ4-7スイッチのラインアップとして、エントリーレベル製品「ServerIron XL24/XL16」、ミッドレンジ製品「ServerIron GT」の両固定型スイッチと、スケーラビリティに優れたシャーシ型の上位製品「ServerIron 450/850」を持っているが、今回発表された製品は、ミッドレンジからハイエンドの間を補完するものとなる。
そのGT Eシリーズには、既存のServerIron同様、専用OS「TrafficWorks IronWare」と専用のプロセッサが搭載されており、高性能と高信頼性を実現したという。インターフェイスは、GT EGx2/x4ではGigabit Ethernetポート(カッパーもしくはSFP)をそれぞれ2基、4基、E10Gx2では10GbEポートを2基持つほか、オプションの増設スロットに、プロセッサを搭載した管理モジュールや48ポートの100Base-TXモジュール、16ポートのGigabit Ethernetモジュール(カッパーもしくはSFP)、2ポートの10GbEモジュールなどを2つまで増設できる。
米Foundry Networksの副社長兼新規事業開拓/戦略的マーケティング事業部長、チャンドラ・コッパラプ氏は、GT Eシリーズについて「競合製品はPCベースのアプライアンスだが、この製品はスイッチベースの専用製品のため、高性能、高信頼性を実現できた」と説明。さらに、「すでに日本国内からも反響がある。特に販売先は限定しないが、10GbEモデルはサービスプロバイダ、Gigabit Ethernetモデルはエンタープライズで、特に需要があるだろう」と述べた。
なおファウンドリーでは、GT Eシリーズを幕張メッセで7月2日まで開催されている「NetWorld+Interop 2004 Tokyo」に出展しているが、同製品は、出展された製品の中から優れたものに与えられる「Best of Show Award」のインフラ構築製品(企業向け)部門でグランプリを受賞した。これに関してコッパラプ氏は「製品のシンプルさ、業界初の10GbE対応Webスイッチだという点が評価されたのではないか」とコメントしている。
■ URL
ファウンドリーネットワークスジャパン株式会社
http://www.foundrynetworks.co.jp/
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