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日本SGI、小型カメラサーバーを利用した保守作業支援ソリューション


SupportRangerのイメージ
 日本SGI株式会社は8月6日、コンピュータシステムの設置・保守作業を、監視カメラを利用して遠隔地から支援するソリューション「SupportRanger」を開発したと発表した。同ソリューションは、第一弾として同社の横浜テクニカル・サポート・センター(以下、横浜TSC)に導入され、全国のカスタマー・エンジニアが活用を開始する。

 SupportRangerの中核となるのは、同社が6月1日に発売した小型・軽量の監視用マイクロサーバー「SGI ViewRanger」で、このほかにヘッドセットやバッテリーを組み合わせて利用する。これを用いると、現場の作業者と、横浜TSCで支援を行う専門エンジニア(スーパーバイザー)が、映像をリアルタイムで共有しながら、音声によって情報をやりとりできる。これによってスーパーバイザーは保守作業の状況を的確に把握でき、必要に応じた適切な技術支援を行えるという。

 また、国内のセンターだけでなく、米Silicon Graphicsの保守センターとつないで、より高度や技術支援を、開発・製造元から直接受けることもできる。さらに、映像記録・保存にも対応するため、新製品の設置作業時に利用することで、製品の技術情報やノウハウの情報共有など、技術者に対する教育的な用途にも応用可能だ。

 日本SGIでは、まず社内で活用してノウハウを蓄積した後に、同ソリューションを商品化し、ほかのハードウェアベンダやSIerなど、メンテナンス関連業務を行う企業に対して販売していくとしている。



URL
  日本SGI株式会社
  http://www.sgi.co.jp/
  プレスリリース
  http://www.sgi.co.jp/newsroom/press_releases/2004/aug/supportranger.html

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( 石井 一志 )
2004/08/06 17:27

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