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アイコム、IEEE 802.11g対応のビル間無線LAN通信ユニット


SB-510
 アイコム株式会社は、ビル間通信用無線LANユニット「SB-510シリーズ」2製品を9月1日に発売する。両製品ともIEEE 802.11b/gに準拠しており、無線LAN高速化技術のSuper Gにも対応している。価格は、129,150円。

 SB-510シリーズは、屋外でのデータ通信に用いるビル間無線LAN通信ユニット。従来より同社が販売している「SB-5000」では、IEEE 802.11b/gのデュアル(2波)通信機能が含まれていたが、今回の製品はシングル(1波)通信のみサポートする廉価版として位置付けられている。

 製品には、アンテナを内蔵して省スペース設置に対応する「SB-510」と、指向性/無指向性/平面など6種類のオプションアンテナと組み合わせて使用する「SB-510EA」が用意された。ともに2.4GHz帯(1~13ch)を利用し、SB-510同士で最大300メートル、SB-510EA(指向性ロングアンテナ装着)同士では最大4キロメートルの転送が可能。

 セキュリティ面では、両製品ともにWEP(64/128/152ビット)とOCB AES(128ビット)の暗号化が行えるほか、最大で256台までのMACアドレスを登録できる。また有線のインターフェイスはEthernet×1で、IEEE 802.3af準拠のPoE受電にも対応するとのこと。



URL
  アイコム株式会社
  http://www.icom.co.jp/
  プレスリリース
  http://www.icom.co.jp/info/news/075.htm


( 石井 一志 )
2004/08/20 14:19

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