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VoIP関連機能を強化したネットワークアナライザ


EtherPeek VXの画面イメージ
 株式会社ディアイティ(以下、DIT)は、VoIPの解析機能を強化したネットワーク監視・解析ソフトウェア「EtherPeek VX」を、10月1日より販売開始する。同製品は、米WildPacketsが開発した「EtherPeekシリーズ」の新ラインアップとして提供されるもので、価格は、初年度フリーアップグレード権を含めて148万円(税別)から。

 EtherPeek VXでは、従来より提供されているネットワーク監視・解析ソフトウェア「EtherPeek NX」の機能に加え、ジッタ、遅延、MOS値など、VoIP特有のパラメータの解析をサポート。問題がある通信を自動で識別するエキスパート解析機能などにより、Ethernetの障害かVoIP固有の問題かの切り分けを、容易に行えるという。また、対応するプロトコルとは、標準でTCP/IPとVoIPをあわせて1000以上におよび、リアルタイムで100コールまでの解析を可能にしているとのこと。

 さらにEtherPeek VXは、IAプラットフォームを用いてパケットの収集と解析ができるのも特徴という。「Snifferなどの競合製品と異なり、ハードウェアプローブを必要としないため、安価に使用できる。常時監視用途ならIAサーバー、現地でのトラブルシューティングにはノートPC、というように、用途によってハードウェアを選択可能だ」(同社)。

 対応OSはWindows 2000 SP3以降/XP SP1以降で、必要環境はPentium 4 2.0GHz以上のCPU、1GB以上のメモリ、20GB以上の空きHDスペース。

 DITでは、VoIPメーカーやVoIPネットワークを構築するSIer、社内でVoIPネットワークを構築している企業などを対象として販売を行い、初年度に150ライセンスの売上を見込んでいる。



URL
  株式会社ディアイティ
  http://www.dit.co.jp/
  プレスリリース
  http://www.dit.co.jp/news/2004/2004_0924.html


( 石井 一志 )
2004/09/27 17:44

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