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富士通、既存のPBX機器を活用できるIPテレフォニーシステム


IP Pathfinder RM10S
 富士通株式会社と富士通アイ・ネットワークシステムズ株式会社は10月4日、中小規模事業所向けのSIP対応IPテレフォニーシステム「IP Pathfinder RM10S」を発表した。

 IP Pathfinder RM10Sは、400内線以下の事業所を対象としたIPテレフォニーシステムで、最大450台のSIP対応IP電話機を収容できる。さらに同製品では、既存のPBX機器を活用するためのゲートウェイモジュールが用意されており、ユーザーはこれを併用することで、従来使用していた多機能電話機や一般のアナログ電話機を継続して利用できる。

 音声に関しては、富士通独自の技術「スペクトル・マスキング法」によるエコーキャンセラーの搭載や、音声の劣化や遅延を防ぐ「ダイレクトパス機能」を搭載。IPネットワーク上でも、高い音声品質を確保できるとのこと。

 価格は、SIP回線×16、アナログ局線×4で構成した場合で82万円から。ただし、スイッチ、19インチラック、工事費などが別途必要となる。

 両社では、今後1年で5,000システムの受注を見込んでいる。



URL
  富士通株式会社
  http://jp.fujitsu.com/
  富士通アイ・ネットワークシステムズ株式会社
  http://www.finet.fujitsu.com/
  プレスリリース
  http://pr.fujitsu.com/jp/news/2004/10/4-1.html


( 石井 一志 )
2004/10/04 14:58

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