日本電気株式会社は10月13日、同社のIPテレフォニーサーバーとWebサービス対応システムとの連携を可能にするWebコラボレータ「VCOLLABONET for SV7000」の販売を開始したと発表した。
VCOLLABONET for SV7000は、同社のSIP対応IPテレフォニーサーバー「UNIVERGE SV7000」とWebサービスに対応した情報システムとの連携を可能にする製品。特長として、1)制御をはじめとする音声関連システムの仕様や規格を意識する必要なく、アプリケーションの開発が可能、2)開発した連携プログラムを部品として再利用可能、3).NET FrameworkやApache Axisなどの既存のSOAP実装ミドルウェアの利用が可能、4)Windows・Linux・UNIXなどのさまざまなシステムプラットフォームを用いて、電話端末・ノートPC・PDAなどの各種端末を連携したシステム構築が可能、などがある。
同社によると、同製品を利用することで、グループウェアのアドレス帳から電話操作を行ったり、スケジュール帳に通話中かどうかといった現在状況を表示したり、ワークフローシステムとの連携により、遠隔地にいる申請者とパソコンを共有しながら通話が可能など、業務の効率化を実現するとしている。そのほか、社外からかかってきた電話を、UNIVERGE SV7000を介して携帯電話に転送したり、自席の電話の着信履歴を携帯電話から参照したりすることで、迅速な顧客対応を実現できるという。
価格は1サーバーあたり、50万円。出荷開始は11月15日の予定。同社では、今後3年間で600ユーザーへの販売を見込んでいる。
■ URL
日本電気株式会社
http://www.nec.co.jp/
プレスリリース
http://www.nec.co.jp/press/ja/0410/1302.html
( 福浦 一広 )
2004/10/13 14:27
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