NTTドコモ株式会社は、FOMA端末から社内LANへのリモートアクセスを実現するサーバー「MMQUBE3」を10月28日より発売する。価格はオープン。
MMQUBE3は、高さ170mm×幅198mm×厚さ335mmのキューブPC型の筐体に、80GB HDD×2とCD-ROMドライブを搭載したアプライアンスサーバー。従来の「MMQUBE2Plus」を機能拡張した製品で、Webサーバー、メールサーバー、DNSサーバーとして用いることが可能だ。OSには「Turbolinux Appliance Server1.0 Workgroup Edition」をベースとした「MMQUBE3オリジナルOS」を採用しており、バージョンアップファイルやOSパッチは自動でダウンロードできる。
PCMCIAスロットも搭載しており、カード型FOMA端末を用いて「ビジネスmoperaアクセスエコノミー」を利用したネットワークを、モバイル回線のみで構築できる。さらに前面LCDパネルの操作により、システムを出荷状態にすることが可能だ。
インストールされたFirstPass簡易設定ツールにより、接続ネットワークをFOMAの電子認証サービス「FirstPass」に対応させることができるため、iモード携帯電話から、SSLクライアント認証によるセキュアな企業内ネットワークへの接続が可能となる。またメール着信を携帯電話へ通知もできる。
さらに標準バンドルの画像管理ソフト「m@photo」により、カメラ付き端末での撮影画像を企業内ネットワークを経由してメール送信できる。さらに専用iアプリを用いれば、Web上への保存も可能となる。
■ URL
NTTドコモ株式会社
http://www.nttdocomo.co.jp/
プレスリリース
http://www.nttdocomo.co.jp/new/contents/04/whatnew1026b.html
MMQUBE3
http://www.mcsys.nttdocomo.co.jp/mmqube3/
( 岩崎 宰守 )
2004/10/26 19:26
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