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日本HP、銅線タイプの10GbEに対応したラック型レイヤ3スイッチ |
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ProCurve Switch 3400clは、RIP/OSPFなどのダイナミックルーティングに対応した、1Uラックマウント型のレイヤ3スイッチ。ラインアップには、標準で1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-Tポートを48ポート（うち4ポートはMini-GBICと排他使用）備える「ProCurve Switch 3400cl-48G」と、24ポート（同）の「ProCurve Switch 3400cl-24G」が用意された。バックプレーンは前者が136Gbps/99.5Mpps、後者が88Gbps/64Mpps。また、オプションによって最大2ポートまでの10GbEポートを搭載できる。同製品では、光ケーブルを用いて10kmまでの通信をサポートする10GBASE-LRと、銅線を利用する10GBASE-CX4の両規格に対応している。 同スイッチではこのほか、ジャンボフレーム、IEEE 802.1Q準拠のタグVLAN（同時256）、IEEE 802.1x/Webベースの認証機能、MACアドレスを利用したロックアウト/ロックダウン、IPアドレスやポート番号を用いたアクセスコントロールリスト（ACL）、各種優先制御などに対応。また従来は、より上位の製品のみ対応していたHP独自の「メッシング」技術をサポートし、スパニングツリーよりも高速なフェイルオーバーを行えるようになったという。
価格面では特に、10GBASE-CX4をサポートしたことも大きいという。ケーブル長15mまでの利用に限られるが、光ファイバーを利用する場合と比較すると、非常に安価にネットワークを構成できるメリットがあるからだ。日本HPでは、ProCurve Switch 3400clの利用用途として、主にエッジスイッチとしての使用を想定しているが、データセンター内でコアスイッチと接続する場合や、同機種間のスタッキングに利用するのであれば光ファイバーは必要ないため、こうした場合には特に威力を発揮するという。 さらに、中島氏はサポート面での優位性も訴える。「当社では、『本当の意味での』ライフタイム保証を提供する。ライフタイムをうたっている競合ベンダでは対象とならない電源、アクセサリ類なども対応している」と同氏は述べ、本当に高いROIを提供できるのは日本HPだけだとした。 なお、同社では今後も各種モジュールを提供するとしており、WAN-PHYモジュールなども提供される可能性はあるが、中島氏によれば「10GBASE-CX4と長距離接続をサポートする10GBASE-LRとの組み合わせにより、現状はほとんどの要件に対応できるだろう」とのこと。 今回はこのほか、同社の主力製品であるスイッチ「ProCurve Switch 2600/2800シリーズ」の機能強化が提供される。主な強化点はWebベースの認証機能、MACアドレスを利用したロックアウト/ロックダウン、ジャンボフレームサポートやsFlow対応（ともに2800シリーズのみ）など。両シリーズの既存ユーザーはソフトウェアのアップデートを行うことで、新機能を利用できるようになる。アップデートに必要なソフトウェアは、日本HPのWebサイトから11月中旬以降に入手できる。 また、両シリーズをはじめとしたProCurveシリーズの価格改定も11月4日付で実施された。対象は全製品の約9割で、最大42％、平均16％の値下げになる。 ■ ＵＲＬ 日本ヒューレット・パッカード株式会社 http://www.hp.com/jp/ プレスリリース http://h50146.www5.hp.com/info/newsroom/pr/fy2005/fy05-001.html
（ 石井 一志 ）
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