株式会社ディアイティ(以下、DIT)は、分散型ネットワーク解析システムの新版「WildPackets Omni3(オムニキューブ) Ver2.0」を、12月1日より発売する。
Omni3は、測定ポイントのデータをネットワーク経由で収集し、管理者の手元にあるPCで解析を行う、分散型の解析システム。同システムは、リモートサイトでの測定を担当するエンジン「PeekDNX」と、センター側で解析を担当するコンソール「OmniPeek」の両コンポーネントからなる。
今回のOmni3 Ver2.0では、従来製品のVer1.5が持つ機能に加え、IEEE 802.11系の無線LANや、T3/T1、ATMなどのWANトラフィックのキャプチャを新たにサポートした。また、キャプチャエンジンのデータをリアルタイムに表示できる機能や、データキャプチャリストから選択して別ウィンドウでグラフィック表示できる機能、時系列でのグラフ表示機能なども追加されている。
さらに今回は、PeekDNX専用アプライアンス「Omnipliance」や、Gigabit Ethernet専用のアナライザカード、増設Ethernetカードなども新たにラインアップされた。
価格は、OmniPeekが56万8000円(税別、初年度ソフトウェアアップデートを含む)、PeekDNXが80万8000円(同)、Omniplianceが158万円(税別、PeekDNXは含まず)。なお、Omni3 Version1.5ユーザーは、無償で新版へアップグレードできるという。
■ URL
株式会社ディアイティ
http://www.dit.co.jp/
( 石井 一志 )
2004/11/18 16:04
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