Enterprise Watch
最新ニュース

日本SGI、ネットワーク通信の“フライトレコーダー”的な機能を持つアプライアンス


 日本SGI株式会社は11月25日、株式会社オーク情報システムと提携し、ネットワーク上を流れる通信パケットを記録・証跡化する「Whistle-blower for CF」を発表した。価格は、500万円から。

 Whistle-blower for CFは、既存のネットワークに負荷を与えることなくネットワーク上を通過するパケットを収集することで、電子メールの送受信や添付ファイルの内容、Web閲覧、掲示板への書き込み等をディスク上に記録できるアプライアンスサーバー。いつ、だれが、どのような通信を行ったのかを後から検索、再現できるとしている。これにより、ネットワーク通信の“フライトレコーダー”的な役割を果たすことができると同社では説明している。

 また、記録したデータは磁気テープによるバックアップとリストアが行えるため、長期にわたる保存が可能。標準で2台のハードウェア構成をとるため、データの記録を中断することなくバックアップやリストア、解析が行える。

 なお同製品は、オーク情報システムの情報漏えい対策システム「NetEvidence」を採用しており、HTTP・SMTP・POP3・FTPなどのプロトコルの検索・再現が可能となっている。

 同社は、情報漏えい対策ソリューション体系として、データベースの監査ログからDBへのアクセスを監視する「Whistle-blower for DB 」、ネットワークへの不正侵入を検知・防御する「Whistle-blower for IPS」などを提供しており、今回のWhistle-blower for CFは、その第3弾となる。



URL
  日本SGI株式会社
  http://www.sgi.co.jp/
  株式会社オーク情報システム
  http://www.oakis.co.jp/
  プレスリリース
  http://www.sgi.co.jp/newsroom/press_releases/2004/nov/oakis.html


( 福浦 一広 )
2004/11/25 18:40

Enterprise Watch ホームページ
Copyright (c) 2004 Impress Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.