株式会社日立製作所は、IPテレフォニーソリューション「CommuniMax」のメニューを拡充し、12月16日から販売を開始する。今回新たに提供されるのは、電話/FAX/メールなどの異なる通信データを一元的に管理する「ユニファイドメッセージングソリューション」と、ユーザーが利用しているグループウェアとIPテレフォニー連携させる「グループウェア連携ソリューション」の2つ。実際の提供開始は、前者が2005年4月、後者が12月16日より。
ユニファイドメッセージソリューションでは、録音した電話音声や受信したFAXを着信メッセージとしてデータ化し、メールやWebブラウザから取り出せるようにする。このため、インターネット環境さえあれば、どこでも着信メッセージの確認が行えるようになるという。また、モバイル端末へ転送させる、指定プリンタへ印字させる、といったように、受信方法を選択することも可能。
一方のグループウェア連携ソリューションでは、Webブラウザ上で実行されるアプリケーションから電話の発信ができる。発信は、各アプリケーションのユーザー検索画面に表示された電話番号をクリックして行う。この際、電話番号はLDAP上の情報を直接参照するため、アプリケーションごとの情報更新は不要で、人事異動などがあっても、常に最新の番号を利用できるという。また、スケジューラとテレビ会議システムの連携により、スケジューラから会議出席者のスケジュール予約や、会議室、テレビ会議システムの予約を行えるようにした。
■ URL
株式会社日立製作所
http://www.hitachi.co.jp/
ニュースリリース
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2004/12/1214.html
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( 石井 一志 )
2004/12/16 15:59
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