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沖電気、SIP対応のオフィス向けIP電話機


スーパーホンIP
 沖電気工業株式会社は、SIP環境に対応したオフィス向け電話機「スーパーホンIP」を12月22日より販売、2005年2月1日より出荷する。価格は25,725円で、同社では今後1年間で20,000台の販売を目標とする。

 スーパーホンIPは、G.711/729/723の音声圧縮、IEEE 802.3af type-a/type-b、ACアダプタ(別売)による給電方式に対応したIP電話機。オンフックダイヤルやリダイヤル、受話音量調整、保留、ワンタッチダイヤルといった一般回線用の電話機と同様の機能をカバーし、電話帳機能や16文字×2行の液晶ディスプレイとNTTナンバーディスプレイサービスを用いた発着信履歴表示・発信機能なども備える。

 このほか、同社のIPテレフォニーサーバ「IP CONVERGENCE Server SS9100」との接続により、標準的なSIP環境では提供できない話中転送や不応答転送といったサービスの利用も可能になる。さらにIEEE 802.1p/Qに対応するため、データ通信との統合環境下でも、安定した音声品質を実現している。

 沖電気では、主要拠点に設置したIP-PBXからIPネットワーク経由で出先拠点の電話端末をコントロールできるため、設備コストや運用管理コストを削減できる企業内IPセントレックスシステムとして、SS9100を用いたSIP環境を提供している。

 SS9100を用いた企業内IPセントレックスシステムの電話端末として、スーパーホンIPは基本的な受発信が中心となる環境向けとして位置づけられており、このほかIP-PBXのサービス機能をフルに利用できる「MKT-IPシリーズ」、高品位な音声通話を提供する「e音IPフォン」をラインアップしている。また、構内PHS端末、モバイルIP電話端末、NTTドコモの無線LAN機能搭載FOMA端末「N900iL」、ソフトフォンなどを、設置場所や用途に応じて収容できる。



URL
  沖電気工業株式会社
  http://www.oki.com/jp/
  プレスリリース
  http://www.oki.com/jp/Home/JIS/New/OKI-News/2004/12/z04117.html
  企業向けIPテレフォニー製品
  http://www.oki.com/jp/IPtel/product/

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( 岩崎 宰守 )
2004/12/22 12:36

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