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iPushSERVE Streaming Monitor 配信状況管理の画面イメージ
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株式会社PFUは1月12日、ストリーミングサービス監視・管理ソフトウェアの新版「iPushSERVE Streaming Monitor V2.0L10」を2月末より出荷開始すると発表した。同製品は、「iPushSERVE Streaming Monitor 稼働品質監視」「同 配信状況管理」「同 ライブ管理」の各ソフトからなっているが、今回は特に配信状況管理の機能を強化した。価格は、それぞれ42万円(税別)から、40万円(同)から、30万円(同)から。
iPushSERVE Streaming Monitorは、配信したストリーミングサービスの品質や、ネットワーク帯域幅などの配信状況を確認するためのソフト。配信サービスが正常に稼働しているか、映像や音声が適切な品質で配信されているかどうかを監視できるほか、同時視聴者数や使用帯域幅、ユーザー接続数、ストリーム数といった配信状況の収集・解析を行える。
今回のV2.0L10ではこれらの機能に加え、配信するコンテンツごと、利用企業ごとに視聴状況を収集・解析して統計レポートを出力する機能を、「iPushSERVE Streaming Monitor 配信状況管理」へ追加した。コンテンツ個々の人気・トレンドの分析などが可能になったため、コンテンツ提供者は効果的なコンテンツ投資計画を立案できるという。
PFUのプロダクト本部 ソフトウェアプロダクト事業部 第三開発部 プロジェクトマネージャーの伊藤尚寿勝氏によれば、「従来は運用管理者の視点で提供した製品だが、今回は、サービス提供者の視点で利用できる機能を追加した。コンテンツごと、企業ごとに配信状況が管理できるため、(共用サーバーを利用した配信の場合などに)たとえばコマ落ちが頻発した場合には料金を値引きする、というような、新たな課金体系の提案が可能になった」とのこと。
iPushSERVE Streaming Monitor V2.0L10の対応ストリーミングサーバーは、Windows Media Service 4.1/9、RealServer 8、Helix Universal Server。同社では、今後3年間で300セットの販売を目標としている。
■ URL
株式会社PFU
http://www.pfu.fujitsu.com/
プレスリリース
http://www.pfu.fujitsu.com/topics/new050112.html
( 石井 一志 )
2005/01/12 11:27
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