マクニカネットワークス株式会社は、米Orbital Dataの通信アプライアンス「Orbital 5500シリーズ」の取り扱いを、1月下旬より開始する。価格は273万円より。
Orbital 5500シリーズは、距離による遅延、輻輳、回線品質による通信速度の劣化を防ぐアプライアンス。拠点間の高度なTCPフロー制御を行うことにより、長距離・大容量のデータ転送を高速化し、アプリケーションの応答時間の改善、業務効率の向上を図る。
マクニカネットワークスによれば、これまでも通信の圧縮を行うものや、TCPによる拠点間通信をUDPに変換するもの、TCPセッションを多重化するものなど、高速化製品・技術はいくつもあったという。しかし、高速な広域イーサネットが一般的な日本の現状では、どのソリューションも効果が薄かった。
しかしOrbital 5500シリーズでは、ネットワークパラメータの変化に瞬時に対応し、最適化する「アダプティブ・パラメータ・イコーリゼーション」と、輻輳制御の両技術により、最大50倍まで、長距離通信の速度向上を行えるとのこと。
マクニカネットワークスでは、デジタルコンテンツ、資産管理、CADデータの通信、ディザスタリカバリなど、長距離・大容量データ通信の高速化が必要な企業や、キャリア、データセンター、ISPなどに対して販売活動を行っていくとしている。
■ URL
マクニカネットワークス株式会社
http://www.macnica.net/
プレスリリース
http://www.macnica.co.jp/release/2005/050120.html
( 石井 一志 )
2005/01/20 19:47
|