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沖電気、広帯域信号処理技術を採用した高音質ソフトフォン


Com@WILL Version 2
 沖電気工業株式会社は、コラボレーション機能を備えた高機能ソフトフォンの音質を改善した「Com@WILL Version 2」を1月31日より発売、3月1日より出荷する。価格は10クライアントの場合で150,000円から。同社では今後3年間で70,000ライセンスの販売を目標とする。

 Com@WILL Version 2は、同社のIPテレフォニーサーバー「IP CONVERGENCE Server SS9100(以下、SS9100)」のクライアントとして利用できる高機能ソフトフォンの後継製品。TV会議、アプリケーション共有、ファイル交換などの各種コラボレーション機能や、用件表示機能を継承し、すでに発売しているIP電話機「e音IPフォン」の高音質技術「e音」を採用して通話音質を向上している。

 e音は、電話の周波数帯域から300Hz~3.4kHzという制約を取り払い、変換対象となる音声の周波数帯域幅を50Hz~7kHzへと拡大する広帯域信号処理技術を、従来のVoIP技術に追加したもの。今回の製品では、これまでDSPで処理されていた「e音」技術を、Windows上で動作するソフトウェアにより実現している。なお標準でG.722に対応するほか、IP電話で主流となっているG.729にも対応し、狭帯域でも従来の固定電話並みの音質を提供するという。

 対応OSはWindows 2000 SP4/XP SP1以上。



URL
  沖電気工業株式会社
  http://www.oki.com/jp/
  プレスリリース
  http://www.oki.com/jp/Home/JIS/New/OKI-News/2005/01/z04133.html

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( 岩崎 宰守 )
2005/01/31 19:33

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