ネットエージェント株式会社は、100BASE-TX/10BASE-Tに対応した8ポートのリピータHUB「IDS-HUB」を2月28日に発売する。価格は2万7300円。同梱のラック取り付け金具により、19インチラックにも対応する。
IDS-HUBのようなリピータHUBは、スイッチングHUBと異なり、カスケード接続台数に制限があること、またデータを目的のポートだけでなくすべてのポートに送信してしまうため効率が悪いこと、などの理由から利用されなくなっており、現在では入手が困難になっているという。ただ、ネットワーク内のデータを検査するIDSや、すべてのデータの記録が必要となるネットワークフォレンジック(記録)システムなどを利用する場合など、まだリピータHUBに対するニーズがあるため、同社ではあえてリピータHUBを市場に投入する。
なおスイッチングHUBでも、ポートミラーリング機能を備えている製品であれば、IDSなどの接続は可能だ。しかしネットエージェントによれば「意外と設定が難しく、3時間かかっても正常に設定できない技術者がいる」とのことで、同社では「リピータHUBなら挟むだけなので簡単に導入できる」点をアピールして、拡販を図る考え。
■ URL
ネットエージェント株式会社
http://www.netagent.co.jp/
プレスリリース(PDF)
http://www.netagent.co.jp/fenhub.pdf
( 石井 一志 )
2005/02/01 12:21
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