三菱電機株式会社は、異なるメーカーのネットワークカメラにも対応した録画・配信用アプライアンス「ネカ録」を、3月10日より販売開始する。価格は29万4000円。
ネカ録は、監視システム向けのネットワークカメラ用録画・配信サーバー。最大32台のネットワークカメラを接続して、同時に録画するとともに、画像モニタを行うPCに配信できる。内蔵HDDは120GBで、最大約1,000時間の録画に対応。オプションのマルチビューアソフトと組み合わせると、複数のサーバーに接続された最大128台のカメラを自動的に切り替えて、1台のPCでモニタを行えるという。
同製品の最大の特徴は、各メーカー・機種ごとに異なる通信プロトコルやコマンドをサポートすることで、アクシス、キヤノン、パナソニック、アイオーデータなど、他社製ネットワークカメラの混在をサポートしたこと。メーカーに縛られない、柔軟な機器構成の監視システムを実現可能という。また、アナログカメラ用録画・配信サーバーとの混在にも対応している。
接続したカメラの画像は、QVGA(320×240ドット)、VGA(640×480ドット)の両解像度を表示でき、カメラが対応していれば最大30コマ/秒の表示が可能。加えて、パン、チルト、ズームなどのカメラの動作を遠隔地からも行えるほか、画像に変化があった場合のみ録画する、モーションディテクト機能も備えている。
画像表示用PCの対応OSは、Windows XP/2000 Professional/Me/98。三菱電機では、2005年度に2,000台の販売を目標としている。
■ URL
三菱電機株式会社
http://www.mitsubishielectric.co.jp/
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( 石井 一志 )
2005/02/07 11:37
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