日立電子サービス株式会社は3月10日、無線LAN携帯端末を利用したIP電話ソリューション「モバイルIPテレフォニーパック」を販売開始すると発表した。価格例は、無線IP電話機100台規模の場合で約900万円。
モバイルIPテレフォニーパックは、1台の無線IP電話端末から企業の内外線を利用できるようにするソリューション。米MeruNetworks製の無線LANコントローラ、アクセスポイントを用いて、移動しながらの通話においても音声が途切れない無線LAN環境を構築することで、企業内におけるIP電話端末の無線化を実現したという。
無線IP電話端末としては、日立電線のWirelessIP5000、NTTドコモのFOMA N900iLが利用可能。端末の無線化によって、引っ越しやレイアウト変更に伴う配線工事が不要になるほか、IP化によって、PCアプリケーションと連携したオフィス業務の効率化、キャリアのIP電話サービスを利用した外線電話の料金削減などを図れるという。またセキュリティ面では、不正アクセスポイントの自動認証・検出機能を備えている。
■ URL
日立電子サービス株式会社
http://www.hitachi-densa.co.jp/
( 石井 一志 )
2005/03/10 16:16
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