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日本HP、セキュリティ機能を高めたT1/E1対応ルータ


 日本ヒューレット・パッカード株式会社(以下、日本HP)は3月15日、大企業の支店・営業所やSMBに向けた新ルータ「ProCurve Secure Router 7000dl」(以下、7000dlシリーズ)を発表した。ラインアップには「ProCurve Secure Router 7102dl」「同 7203dl」の2製品が用意されており、これらは4月1日より出荷開始となる予定。本体価格は25万2000円より。

 7000dlシリーズは、DoS攻撃防御機能などを備える、1Uラックマウント型のアクセスルータ。ステートフルファイアウォールやACL(アクセスコントロールリスト)、VLANなどをサポートしているほか、オプションでIPsec VPNにも対応する。

 インターフェイスは、両モデルともLAN側用のEthernetポート×2と、WAN側用のモジュラースロット×2を持ち、最大4つのT1/E1接続に対応可能。加えて7203dlはワイドスロット×1を搭載しており、モジュラースロットとあわせて最大12のT1/E1接続をサポートする。

 また今回は同時に、シャーシ型LANスイッチ「ProCurve Switch 5300xl」用のアクセスコントローラも発表された。これを利用すると、これまでPCなどのクライアント側にソフトをインストールして行っていた認証機能を、ネットワーク側に持たせることができるため、モバイル・無線環境でのセキュリティを高めることができるという。価格は81万9000円。

 さらにProCurve Switch 5300xlには、ウイルスやワームの拡散を制御するソフト「Virus Throttle」も提供される。同製品では、通信がLANに入る時点とスイッチを通過する時点でウイルスが起こすような異常動作を検出し、感染した機器のアクセス速度を低く抑えることによって、全体的な被害を最小に食い止めようとする。



URL
  日本ヒューレット・パッカード株式会社
  http://www.hp.com/jp/
  プレスリリース
  http://www1.jpn.hp.com/info/newsroom/pr/fy2005/fy05-061.html

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( 石井 一志 )
2005/03/15 14:59

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