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ユニアデックス、N900iLを採用した中小規模向け無線IP電話システム


 ユニアデックス株式会社は、FOMA/無線LANデュアル携帯電話「N900iL」を利用した、無線IP電話ソリューションの低価格版「FOMAファーストパッケージ」を、4月より販売開始すると発表した。価格は230万円から。最大50人までの規模に対応しており、300人規模に対応可能な既存の標準ソリューションよりも、小規模な環境での導入を想定している。

 FOMAファーストパッケージは、既存PBXを残したまま、企業の拠点・部門から無線IP電話を段階的に導入できるようにしたもの。アルバワイヤレスネットワークスの無線LANスイッチやネクストジェンのSIPサーバーなどを利用するのは標準ソリューションと同じだが、より安価なモデルを採用することで、低価格化を実現した。ただしハード/ソフトを買い替えることなく、ライセンスなどの追加だけで数千ユーザー規模へ拡大可能なアーキテクチャーを採用しているため、ユーザーが行った投資は有効に活用できるという。

 携帯電話端末には、社内では無線LAN経由の内線電話機として、社外では携帯電話として使えるN900iLを採用するほか、インスタントメッセージの送受信、プレゼンス機能、電話帳機能などユニアデックス独自のアプリケーション機能も備えている。また既存PBXをそのまま利用できるよう、各種の外線接続を選択可能なインターフェイスカードも用意しているとのこと。



URL
  ユニアデックス株式会社
  http://www.uniadex.co.jp/
  プレスリリース
  http://www.uniadex.co.jp/news/syosai/n1_20050316.html

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( 石井 一志 )
2005/03/16 12:14

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