ソフトイーサ株式会社は5月17日、VPNソフトウェア「SoftEther VPN 2.0」の新しいベータ版であるベータ3の無償ダウンロード提供を開始した。SoftEtherは、IPAの未踏ソフトウェア創造事業 未踏ユース部門の支援を受けて、登大遊氏(現ソフトイーサ 代表取締役社長)が開発したもの。SoftEther VPN 2.0はこの後継版で、三菱マテリアル株式会社、筑波大学などをはじめとした各機関・個人の支援を受けて、開発が進められているソフトとなる。
ベータ3では、クライアントプログラムであるSoftEther VPN Client 2.0が新たにWindows 98 SE/Meに対応。また、サーバープログラムであるSoftEther VPN Server 2.0をサービスモードで動作できるようになった。これにより、Windows 9x系OSでユーザーがログオンしていなくてもVPN Server機能を稼動させることができる。そのほか、仮想HUB内のMACアドレステーブル検索処理の高速化、ローカルブリッジ機能による仮想MACフレームの処理の高速化、仮想HUB間カスケード接続時のサーバー証明書の検証が可能になるなどの機能が追加されている。
SoftEther VPN Server 2.0ベータ3の対応OSは、Windows 98/Me/NT 4.0/2000/XP/Server 2003。SoftEther VPN Client 2.0ベータ3の対応OSは、Windows 98 SE/Me/2000/XP/Server 2003。また、Linux(カーネル2.2/2.4/2.6)、Solaris 7/8/9/10、FreeBSD 4.x/5.x、MacOS X 10.3に対応したバージョンは6月以降に配布する予定。
■ URL
ソフトイーサ株式会社
http://www.softether.com/jp/
ニュースリリース
http://www.softether.com/jp/news/050517.aspx
SoftEther VPN 2.0 ベータ3 Webサイト
http://www.softether.com/jp/vpn2/
( 福浦 一広 )
2005/05/17 11:01
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