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ライブドア、月額525円の広域無線LANサービスを10月より開始へ |
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7月末より無償試験サービス
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D-cubicは、街頭の電柱にIEEE 802.11b/g対応無線LANアクセスポイント（AP）を設置し、それらを光ファイバーに接続する仕組みをとる。10月の本サービス開始までに、まず新宿・六本木を中心とした第1期AP設置工事を7月末までに完了し無償試験サービスを開始、その後第2期、第3期で約2200台のAPを設置し、本サービスを開始する予定だ。 本サービス開始当初までは個人ユーザーを対象とするが、2006年3月以降、サービスエリアの拡大とともに、パートナー企業を通じた法人向けソリューションサービスも提供していく。パートナーには、インフラ構築も手がけるパワードコムや日本IBMが名乗り出ているほか、今後随時協業企業を拡大していく方針だ。 日本IBMは今回の発表に合わせ、移動などにより一時切断された無線LANアクセスの自動復帰や、環境ごとに最適なネットワークの自動選択、VPN接続などが可能な「IBM WebSphere Every Connection Manager」の提供を発表した。
■ ブロードバンド普及の起爆剤となったYahoo! BBの「モバイル版」と堀江氏 ライブドア代表取締役社長の堀江貴文氏は、D-cubicの特徴として、（1）特定の施設などに限定しない「圧倒的なカバーエリア」であること、（2）月額525円（プロバイダー料込み）という「他社の約1/3となる低料金」で提供すること、（3）IEEE 802.11g対応により「最大54Mbpsの高速通信が可能」であることの3点を挙げた。本サービス開始後は、山手線圏外にもサービスエリアを拡大し、2006年春までにはAPを6200個所に設置、2006年末までに関東の1都8県（AP6万個所）、2007年末までに全国主要都市にまでサービスエリアを広げる計画だという。 価格は、現在他社で提供されている無線LANサービスが月額1,500～2,000円程度で提供されているため、月額525円は“価格破壊”ともいえる。堀江氏は、かつてADSLが5,000円台で提供されていた時期にソフトバンクが2,000円台でYahoo! BBの提供を発表しブロードバンドの普及に火をつけたことを挙げ「あのモバイル版となる」と自信を示した。料金はライブドアの課金サービス「livedoor ウォレット」、または電子マネー「ビットキャッシュ」による支払いに対応。なお、ライブドアサイト内にあるコンテンツであれば無料で接続し利用することが可能だ。
なお、D-cubicのインフラへの投資はすべてライブドアが行っており、サービス開始に向け機材の導入や設置、ネットワーク接続として7億円を投資、全国展開に向けては総費用100～150億円を見込んでいるという。これに対し堀江氏は、まず「（加入者数）15万人くらいでブレイクイーブン」となる見解を示し、目標として「100万人を狙いたい」と意気込みを語った。
■ ＵＲＬ 株式会社ライブドア http://www.livedoor.com/ D-cubicについて http://wifi.livedoor.com/ プレスリリース（日本IBM） http://www.ibm.com/news/jp/ja/2005/06/06152.html
（ 朝夷 剛士 ）
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