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アプリケーションレベルでの最適化が可能なWAN高速化アプライアンス
株式会社ネットマークスは、米Riverbed Technology製のWAN最適化アプライアンス「SteelHead」シリーズの販売を、7月より開始すると発表した。製品は利用規模にあわせて5モデルが用意され、価格は、エントリーモデルを2拠点で使用した場合で、約300万円からになるとのこと。
SteelHeadは、WANを利用した拠点間通信を高速化するアプライアンス。こうした機能を備えた製品はさまざま提供されているが、SteelHeadでは通信回線の最適化だけでなく、アプリケーションレベルでの最適化を行っている点が特徴とのことで、TCPトランザクションの最適化と、データ単位で差分のみをキャッシュする技術などによって、アプライアンス間の通信を高速化させるという。
具体的には、キャッシュを効果的に利用して、同じデータが何度もWAN上を送信されることを防ぐほか、Windowsのファイル共有で用いられるCIFS、Exchange Serverで利用されるMAPIなどの遅延最適化を行うトランザクション予測機能、仮想ウインドウサイズ拡張機能などを搭載。すべてのTCPトラフィックを、遠隔地側とデータセンター側の両方向で最適化するとのこと。
ネットマークスでは、同社の持つ海外事業拠点などを有効に活用して、東南アジア各国から日本国内のアプリケーションサーバーを利用可能なソリューションなどを積極的に展開するとしており、初年度5億円の売り上げを見込む。
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URL
株式会社ネットマークス
http://www.netmarks.co.jp/
ニュースリリース
http://www.netmarks.co.jp/newsrelease/050628.html
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