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スカイウェイブ、IP電話をASPで提供する中小企業向けサービス


常務取締役 古屋光俊氏
 スカイウェイブ株式会社は7月5日、IP電話システムをASPで提供するサービス「Skyビジネスフォン」を7月11日より開始すると発表した。IP-PBXなどを設置せず容易にIP電話を利用できるソリューションとして、主に50~100人規模の中小企業を対象に販売する方針。

 Skyビジネスフォンは、企業内の内線網をフルIP化するタイプのIP電話サービス。IP電話を外線・内線として利用するのに必要なIP-PBXといった大型機器や設定をサービスとして提供し、また端末やSIPサーバーなど社内に設置する機器をトータルで提供する。各企業の内線構成に柔軟に対応し、ユーザーは端末をネットワークに接続するだけで利用できる「プラグアンドプレイ」を実現するという。同サービスを担当する常務取締役の古屋光俊氏は「面倒なことはすべて“丸投げ”でき、かゆいところに手が届く」サービスだと説明する。

 サービスは基本の内線・外線交換に加え、オプションで留守番電話や、ユーザーが着信や転送設定を行える「MyStyle」、Web電話帳など、PCと連動するアプリケーションが提供される。

 価格は初期事務手数料として1端末1,050円、月額基本料が1端末2,415円からで、これにサービスのほか社内に設置する機器のレンタル料、050サービス基本料も含まれる。

 なお、同社はこのサービスの展開にあたり、IP電話網にフュージョンコミュニケーションズ、IPネットワークにグローバルソリューションのベクタント、IP電話機に鳥取三洋電機と提携し、サービスには各社のインフラや機器を利用する。


PBX方式とセンター(Centrex)方式の比較。センター方式は拠点ごとにSIPサーバー1台あればよい Skyビジネスフォンのサービスイメージ PCと連携できるアプリケーション

SCPを使った販売体制
 なお、同社はこのサービスの展開にあたり、IP電話網にフュージョンコミュニケーションズ、IPネットワークにグローバルソリューションのベクタント、IP電話機に鳥取三洋電機と提携し、サービスには各社のインフラや機器を利用する。

 また、Skyビジネスフォンの販売にあたり、エンドユーザーへの導入コンサルティングや適切なプラニングなど、「初期導入から全面導入に至るまでの業務を担う」販売代理人の認定制度「SCP(SkyWave Certified Professional)」を設ける。これはスカイウェイブが提供する、IP電話導入の基礎知識やノウハウなどを5日間の研修を受講し、試験に合格することで取得できるもの。「IP電話が何かをわからないような人でも販売できるようにする」(古屋氏)ことで、販売力の強化を図るという。

 古屋氏は、当初SCPを10人程度でスタート後、数十~100人規模に増やし、1SCPあたり月々100端末の販売、2006年3月までに1万端末・2億円を販売できれば「大きなビジネスになる」としている。



URL
  スカイウェイブ株式会社
  http://www.skywave.ne.jp/
  Skyビジネスフォンについて
  http://www.skywave.ne.jp/sbp/pre_index.html


( 朝夷 剛士 )
2005/07/05 18:17

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