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NTT Com、ユーザー専用のIPSを提供するホスティングサービス


「セキュリティパックEntry」のイメージ
 エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社(NTT Com)は8月1日、ユーザー個別にサーバーをアサインする専用型ホスティングサービス、「パワープラットフォームホスティングサービス」のメニューを拡充すると発表した。新たに提供されるのは、IPS(侵入防御システム)をユーザー専用に提供する「セキュリティパックEntry」と、セキュリティ機器を共有型にした安価な「エントリーパック」の2つ。

 このうちセキュリティパックEntryは、ISS製のIPSアプライアンス「Proventia M10」をセキュリティ機器として提供する、専用型ホスティングサービス。あわせて、100Mbpsの帯域確保型インターネット接続、24時間365日の監視サポート、サービス品質保証(SLA)などをパッケージ化した。

 このパッケージではProventia M10を利用して、トラフィック/アクセス制御などのファイアウォール機能や110種類以上のプロトコルを解析して、ネットワーク経由の攻撃を防ぐIPS機能などを提供する点が特徴という。また同アプライアンスを用いることによって、パッチが適用されておらず脆弱性が残ったままのサーバーでも、仮想的にパッチが当てられたのと同じ状態を作り出せる「バーチャルパッチ」機能が利用できるため、新パッチが動作確認中、といった理由でパッチが適用できないサーバーも、セキュリティ上の脅威から保護することができる。

 一方のエントリーパックは、セキュリティパックEntryをベースとしながらも、セキュリティ機器を共有型とすることで、料金を安価にしたパッケージ。同パックには540種類のオプションサービスが用意されており、ユーザーのビジネスの成長にあわせた、柔軟な拡張・変更を行うことができるという。

 基本料金は、セキュリティパックEntryが初期費用8万7885円と月額費用9万9960円、エントリーパックが初期費用4万1475円と月額費用5万9430円。なお両パックとも、初期費用無料、月額費用4000円引き(エントリーパックのみ)のキャンペーンを、8月1日から31日までの間実施する。



URL
  エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社
  http://www.ntt.com/
  ニュースリリース
  http://www.ntt.com/release/2005NEWS/0008/0801_2.html

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  ・ “仮想パッチシステムと防御の最適化で脅威の事前予防を”、ISS(2005/03/16)


( 石井 一志 )
2005/08/01 17:46

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